pi

円周率

代数幾何を勉強する前に読んだ本

はじめに 以下のようなツイートをしたところ複素解析の勉強にオススメの本を聞かれたので、それに対する返答としてこの記事を書きます。 今現在代数幾何が専門というわけではないですが、せっかくなのでコメントいたします。現代的(抽象的)な代数幾何を勉…

保型形式と表現論

この記事は日曜数学Advent Calender 20日目の記事です。まずはじめに投稿が遅れてしまったことをお詫びいたします。 adventar.org 前日19日はa33554432さんの複雑さとは何かを考える - 機械のように今を輝き、少女のようにここを定義せよでした。 先週の記事…

D-prestackについて

この記事はCategory Theory Advent Calendar 2018の19日目の記事です。 adventar.org derived algebraic geometryというものがあり、それについて勉強しようと思ったので、その入り口のところであるToenによるD-prestackについてまとめます。実際にはModel圏…

Bessel関数の関係式

こちらは以下の日曜数学Advent Calendar 2018の13日目の記事です。昨日はSeiichi Manyamaさんの仕事の部屋: 181212でした。 adventar.org この記事では、最近勉強しているBessel関数と表現論の関係についてBaruchとMaoの論文*1に沿って紹介します。 まずはじ…

Landau-Ginzburg modelについて

はじめに この記事は数理物理Advent Calender adventar.org の1日目の記事です。 多くの方にご登録いただきまして、ありがとうございます。まだ空いている日にちがあるので、ご興味ある方はぜひご寄稿ください。僕も余裕があれば追加の記事を書きたいと思っ…

数学について話す会

先日、数学について話す会というのを開催した。 数学について話す会 当日の様子は松森さんにまとめていただきました。 togetter.com 色々な参加者、内容の話が聞けて楽しかったし、また各講演に対して質問もたくさん出て勉強になった。 各講演について簡単に…

類体論

これから何回かに分けて類体論とそれにまつわる数学的対象について整理していこうと思います。ここでは類体論とはいわゆる大域類体論のことで、この記事ではまず簡単に類体論の主張について紹介します。 より平易な解説としては例えばtsujimotterさんの tsuj…

解の個数を数える

この記事は この記事は数学とコンピュータ Advent Calendar 2017 - Qiita 21日目の記事になるはずだったものです。 いざ書こうと思ってみると色々理解してからの方がいい気がしてきて、いつの間にか締め切りを過ぎてしまいました。ご迷惑をおかけしました。 …

Selberg trace formula 2

はじめに こちらは日曜数学 Advent Calendar 2017 - Adventar18日目の記事です。昨日はキグロさんのみらいけん数学デーまとめ:呟きの補集合 - ブロマガでした。 Riemann zetaの類似としてSelbergにより定義されたSelberg zetaがあります。 ここで Γ は SL(2,…

Selberg trace formula 1

はじめに こちらは数学カフェ Advent Calendar 2017 - Adventarの15日目の記事です。 数学カフェで関数解析について勉強したので、以前から気になっていたSelberg trace formulaについて少し書いてみます。また2月には数学カフェで微分幾何の回があるという…

有限群のFourier変換とGauss和

この記事は 日曜数学 Advent Calendar 2017 - Adventar 12日目の記事です。 昨日はパヤシさんによる「芸術/自然と数学」 payashi.hatenadiary.jp でした。自然現象や芸術作品の対称性の中に群が現れることが見れてとても楽しい記事でした。 昨日の記事でもわ…